16.新上江橋で体感、広大な荒川 荒川中流域の川幅は平均一・五キロメートル、最大二・五キロメートルと広い。かつて中流域の荒川は、武蔵野台地・大宮台地に挟まれた沖積低地を、千分の一から千五百分の一の勾配で緩やかに蛇行しながら流れていた。明治末期の洪水を契機に荒川改修計画がなされ、河道の直線化と遊水目的から広大な高水敷が形成された。 全長一六〇四メートルの新上江橋を渡るとき、その荒川の広大さを体感する。